マットレス開発秘話1

<開発秘話1>

○○○○○○○○イメージ

「床ずれ防止用静止型マットレスの開発スタート」
  大田区のモノづくりとして求められたこと

  ・医療現場のスタッフの思いを形にすること。
  ・開発企業のチームワーク構築。

①国立の老人医療の最高峰の当医療研究センターには、多くの
 床ずれに悩む患者さんはもとより、床ずれ予防機器を開発
 販売するトップメーカーがたちが新商品の評価や臨床試験
 依頼のために訪れます。

②現場のスタッフたちの「悩みは」、治療に役立たない機器・グッズ
 を評価した場合「アドバイス」をするのですが、企業がそれを
 「聞かない」ということです。
 賛同する技術員がいても会社の方針でままならないというのが
 現実だったようです。

③故に、このマットレスの開発チームは、現場のデーターに基づき、 回復に使えるマットレスを作ることを明確な目標といたしました。

④医療研究センターの所在地 愛知県大府市はモノづくり的観点では、自動車などの大量生産大手企業の下請け
 工場が多く、親会社から渡された図面を忠実に再現することが使命と体に染みついたモノづくりが多い地域です。
 今回のような「医工連携」開発品の場合、必要とされる要素技術が日々変わっていきます。昨日まで中心に居た
 技術が実験を重ねるなかで要らなくなってしまうことが多いのです。
 このような要・不要の繰り返しの中で切り捨てられる企業の立場はキビシイものがあります。
 独善的な親会社の言うことだけを聞くことで生き残ってきた企業などは、疑心暗鬼のまま開発チームに参加して
 いますので、自由奔放な発想が沸く由もありません。
 弊社に求められたのは、現場のニーズに柔軟に応えることの出来るものづくりコーディネートです。
 これはまさに、ニーズに応え新発想の出来るモノづくり地域、「世界の試作工場、大田区」で培った、「連携
 の達人」ノウハウで立ち向かえということです。

⑤回復への大前提。快眠を阻害する「移動式」ではダメ、体圧分散方式を採用すること。

⑥従来比較で良くなったではダメ、最高数値の30mmHg以下を目指すこと。

⑦現場の持つ20年間の蓄積データーを内蔵した制御システムによる一人一人の最適を目指す。

⑧仰臥位、側臥位、ギャッジアップ、端坐位などの寝姿や姿勢に追従した制御を行うこと。

⑨停電対応・落下防止など医療現場で過去に体験したトラブル対策済みマットレスを作る。

⑩開発に参加した看護師さんが胸を張って「良いものを作った」といえるマットレス。

⑪私たちに課せられたのは、「大田区のものづくり・検査屋」としてデーターを偽装せず
 真のデーター(基準スケールを正しく載せること)、に基づき開発を進めることでした。
(一般の方に錯覚を与えるデーター表現がほとんどの業界に一石を投じる、検査屋の使命)

「マットレス開発成果」

①体圧分散値で驚異の7mmHgの試作マットを作りました

②その後の量産品で、どの体形の方でも10~30mmHg以下の
 データーを叩き出し、学会に「超低圧」の新風を吹き込みました。

③褥瘡学会の展示で「雲の上に寝ているみたい」と現場のプロ
 多くの看護師さんに高い評価をいただきました。

④臨床評価の中で、確かな成果を得ました。

⑤大田区のモノづくりネットワークのノウハウで、良いチームワーク
 の基、開発を終了し新技術を特許申請に至りました。