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工業の町の噂話(景気)
昨年(1999年)11月頃には暇を持て余していた機械加工業者たち、12月に入ると 「ちょっと動いて来たかな?」と言う声がぼちぼち出始めた。 これは、IT関連のアメリカにおける好調が反映したもので 光関連部品への先行投資や買占めによる需要のためである。 今年(2000年)の2月には半年分の受注を確保したという業者が出始めた。 半導体の設備投資関連の部品を扱う加工業者がこの人たちだ! 昨年の暮れからSONYのプレステ2の盛り上がりを他人事のように眺めていた他メーカー の電子部品の購入担当者たちは、発売が近づいてくると大変なことに気が付いた。 SONYにICなどのチップを買い占められて自分の所の部品が入ってこない! 慌てて電子部品購入部門を強化して、半導体メーカとの交渉を始める。 この予約注文の数字に半導体メーカーは色めき立った。 しかし、この不況の間に製造ラインは閉鎖・設備の老朽化など受注数を賄い切れない。 設備投資が必要だ!世代的にも8インチのウェハーから12インチへ移行する時期でもある。 こうして、第二陣の超精密加工業者のキャパが埋まった。 5月になると、第三陣の加工業者たちのキャパも埋まってきた。 景気への期待感で低迷していた自動車関連も動き始めたようだ。 6月になると、ほんの一ヶ月前までほどほどの仕事量と言っていた所が 埋まってきた。 これらのほとんどが精密な加工を得意とするフライス加工屋さん達である。 何故なら、光デバイス、半導体機器などの部品の多くは角ものが多く、マシニングセンター などは生産数量(加工スピード)が上がらないからだ。 この秋に向けて、機械加工業者のキャパの確保に外注担当者は、四苦八苦する と思われる。 |