ものつくり大学
今年の初め話題になったKSD、この事件で有名になった 「ものつくり大学」を観て来た。 大学当局者(教授達)によると、事件となったことで「つまらないシガラミが なくなって、目標としていた真の教育が出来る」と喜んでいました。 講演いただいた学部長の話しの中で、記憶に残ったことをお知らせしておきます。 >ものつくり大学見学メモ (1)歴代総理たちが提唱した「ものづくり」「IT」の中から「ものつくり    大学」も生まれたが、次(いま)の総理は何を提唱するのか? (2)現在、各大学において生産工学関連の学科が消えた。これは時代の流れであり、    中国などの海外に生産が移転し「ものづくりの学科の人気がなくなっ    た」からである。国立大学はサイエンス思考へ走っている。(この場合の    サイエンスとは研究開発を意味していた。) (3)物を作り出していくということには、3つの要素が必要である。    研究開発、生産工学、技能である。 (4)この大学は当初マスコミにより間違った報道をされ、熟練工、職人を    養成する学校と思われているが、この大学の目指すものは、幅広い加工    技術を習得した技術者が「新しい物を生み出していく能力・感性を養う場    である。」 (5)熟練工や事業継承者の養成は、専門学校の役割である。 (6)無いものを作るがこの大学のテーマである。従来、優等生はみんなが    ヤルものを選択してきた。落第ボーズたちは、おこぼれのテーマをやる    しかなかった。しかし日の当らないテーマから大発見が生まれ、失敗から    ノーベル賞受賞するような技術が開発された。    この大学は、「無いものをヤル。」がテーマ。 (7)物を作りたいという子供達が集まっているので、1年から実技取り入れる    授業の7割の時間を実習に当てる。 (8)ものつくりは自然を観察する目を持っていること。 (9)よく産学共同開発と言われるが、いままでは大学の研究者達が培ってきた    テーマを産業界に下ろしビジネスにして行こうというものである。    たしかに特許は多く出ているが、ろくな物は無い。(商売にならない) (10)これからは、産から学の時代。産業界のニーズに大学が応えビジネスを    生み出していくべきである。 (11)大学との共同開発、良いテーマを出せば金はある。(行政などが補助・     支援する資金)産学共同に持ち込むには、何度もチャレンジすること。     却下されるのは、書類の書き方が「間違っている」「意味不明」など     による経験不足なことが大半である。 (12)「ものつくり大学」は、佐渡の職人大学からマイスター大学そして     技能大学ヘと構想を変え現在にいたっている。 (13)よく言われるドイツのマイスター制度は、規制を作って一部熟練者を     保護してきただけで硬直化に繋がりダメである。     新しい物を作る、新しい物にチャレンジしていくのは規制の無いところ     からである。      <以上、とりとめの無いメモですが如何でしょうか? 「ものつくり大学」の成功に期待してみようかという気に成りましたでしょか? 私は、落第ボースたちの仲間入りをして、「無いものを目指してみようか!」 という気になって帰ってきました。 ものづくりを家業としている皆さま、「ものつくり大学」尻間栓(知りません) では、つまらないですよ! 「ものつくり大学」埼玉県行田市。 大田区に持って来れなかったのが残念!!                           尻間 栓 のレポートでした ★この記事に関するご意見は、尻間 栓 mekamasen@hotmail.com までどうぞ。